吹奏楽の指導者が怖くて辛いなら、離れることを考えてみよう

吹奏楽部の顧問が怖い。

 

合奏でできないところがあると機嫌が悪くなり、

「どうしてできないんだ!」

「いつになったらできるようになるんだ!」

と怒られたり、別室で練習させられたり。

 

なんだか最近は、演奏すること自体が嫌になってきちゃった…。

音楽をしていて、顧問や指導者が怖い、と感じる方は一定数いらっしゃると思います。

 

もちろん、「それでいいよ」「素晴らしいよ」と言うだけで演奏がよくなっていくわけではないので、指導者が演奏に対して何らかのコメントをする必要はあります。

また、「怖いけれどもその裏に愛情があることがわかる、だから頑張れる」と感じることもあるでしょう。

 

しかし、指導者(特に、初めて音楽に触れるときの指導者)の怖さが直接的な原因で、音楽をすることが楽しくなくなっている

そんな場合は、その団体を休んだり、辞めてしまってもいいのではと思います。

恐怖の中で音楽を楽しむことはできない

演奏をよりよくするという目的のために、妥協せず取り組むことは大切です。

譜読みも適当、縦の線や音程のズレも気にしない…では聴いてくれるお客さんに失礼。

演奏をよりよいものにし、指導されたことを直そうと努力する必要はあります。

 

しかし、そのための指導は、別に負の感情を持ちこまなくてもできます

不機嫌になったり、怒鳴ったり、物を投げつけたり…というのは、指導者が「厳しい指導」「妥協しないこと」ではなく「厳しい態度」ととらえ違えているといえます。

 

音楽って、本来どこまでも楽しいものだと思います。

自分の頭の中に「こうしたい」「こんな風に演奏したい」があって、それを表現できる。

今は無理でも、表現できるようになるために練習する。

赤ん坊が立ったり歩いたりしていくように、いろいろ失敗も経験しながら、上達していくのだと思います。

 

ところが、指導者が怖くて、いつとんでくるかわからない怒声に怯えている。

音を外したら「音を外すな!」と怒られる。

そんな中で、自分の「こうしたい」を表現し、楽しんで演奏していくのは、難しいんじゃないでしょうか。

音楽初心者は指導者の影響を強く受ける

音楽の経験をある程度積んでくれば、

  • 「この指導者は口は悪いが、要はこういうことを言いたいのだな、そこは直そう」
  • 「指導者はちょっと残念だけど、演奏者がとても上手で一緒に演奏するのが楽しいからこの団にいよう」

など、指導者から一歩引いた形で音楽活動をできるようになります。

 

あるいは、経験を積んで楽器がうまくなってくれば、そもそも自分の演奏に対する注意が減ってくるかもしれません。

 

しかし、まだ音楽を始めて間もない、音楽に対する自信や興味が培われていない段階で、厳しい態度での指導を受けると、

  • 「音楽が楽しい」
  • 「もっとやってみたい」

という思いが削がれてしまう可能性があります。

 

そんな状態になってしまいながら続けるくらいなら、一度その環境から離れませんか? と思うのです。

楽しみながら音楽ができて上達もできる環境が、きっとあるはずです。

ピアノの先生と水泳の先生の話

このような考えを持つに至った理由について、少し私自身の話をさせてください。

 

私が初めて音楽を習ったのは、幼稚園の頃に始めたピアノでした。

父親と一緒に「ブルース・ブラザーズ」を見て、「何か楽器を演奏したい」と思ったのが始まりです(渋いw)。

 

親が口コミで聞いてきた、近所の女性の先生に習い始めました。

その先生は物腰がとても柔らかくて、優しく教えてくれました。

練習をときにサボりたくなるという生徒の心理も理解してくれて、そのことを厳しく咎めるというようなこともありませんでした。

 

そのような環境で、適切に褒めながら教えてもらえたおかげで、

「音楽って楽しい」

「もっとやっていきたい」

という思いが育っていったのだなと思います。

間違いなく、自分が今も音楽を続けていられる理由の一つです。

 

一方、私は同時期に、水泳も習いに行っていました。

もともとは水に顔をつけるのも怖かったのですが、初級コースでビート板を使いながらバタ足で泳ぐことまでできるようになり、嬉しかった記憶があります。

 

しかし、初級コースで習いながら、私はあることに不安を抱いていました。

隣の上級コースの先生が、大声で子供を怒鳴っているのをたびたび目にしたことです。

 

「自分も上級コースに行ったらあんな風に怒られるのかな…」と感じると、どんどん水泳に行くのが嫌になっていく。

結局、初級コース修了とともに水泳は辞めてしまいました

半年かそれくらい、少なくとも一年間は続かなかったと記憶しています。

 

他の子供たちが怒鳴られていたのは、泳ぎとは別の理由(マナー、態度など)だったかもしれません。

しかし、私はこの出来事を、「水泳に対する自信や興味が培われる前に、怒鳴る指導による恐怖を強く感じてしまい、続けるのが嫌になってしまった」ととらえています。

おわりに

私の場合、音楽を始めたのは幼稚園の頃でしたが、中学・高校の部活でも共通する部分はあると思います。

 

出会った指導者によって、初めて楽器に触れる人が音楽を辛いと思ってしまうのは、とても残念なこと。

音楽を教わる際に、怒鳴られたり厳しい態度を取られたりしなくても、上達することはできます

指導者によって音楽の楽しさを感じられなくなってるな…と思ったら、その場を離れることを考えてみませんか?