個人練習で曲をさらうときに重点的に練習したい3つのポイント

今度演奏する曲の譜面をもらったので、個人練習で通してみた。

 

ちょっとつっかえるところはあったけど、だいたい吹けてるしいいかな。

 

もう一回通し練習をしてみよう。

こんな個人練習の仕方をしている方はいませんか?

 

個人練習で曲をさらうとき、曲のすべてをまんべんなく練習する必要はありません。

3つのポイントに絞って、重点的に練習しましょう。

個人練習で重点的にさらいたい3つのポイント

編成が薄いところ

個人練習では、どうしてもフォルテの部分や、聞き覚えのあるフレーズを練習したくなります。

しかし、そういった箇所はたいてい他の楽器の人も吹いています。

個人練習よりも、セクション練習や合奏で他の人と一緒に練習した方が効率的ですよね。

 

逆に、

  • 吹いている楽器の本数が少ないところ
  • 各楽器のソロが組み合わさって曲ができているところ
  • 静かな雰囲気のところ

こうした部分は、仮に吹きやすい楽譜でも、自分一人しか吹いていないかもしれません。

譜面は簡単でも、たとえばよりよい音質で吹けるように練習しておくと、曲のクオリティが上がります。

 

また、吹いている楽器の本数が少ないと、仮に間違えたときに全体に与える影響が大きいです。

「編成が薄くて緊張するかもしれない」と想定して、入念に準備しておくとよいでしょう。

音楽的に大事なところ

具体的には、

  • 曲の冒頭や終わり
  • テンポ、調性、雰囲気が変わるところ
  • 曲の主題
  • 曲の中で重要な場面

などです。

 

冒頭や終わりは、曲の印象を決める重要な部分です。

また、テンポ、調性、雰囲気など何かが「変わる」ところは、変わったことが十分伝わるように表現したいですよね。

 

曲の中で何度も出てくるフレーズを「主題」といいます。

初めて出てきた主題を演奏する場合には、それ以降の人がどう演奏するかを示す一つの基準になります。

また、すでに出てきた主題を演奏する場合には、前の演奏の仕方に合わせるとスマートです。

いずれにせよ、音楽的に重要なので、さらっておくとよいでしょう。

 

風景などを音楽で表現した曲(交響詩)では、ただ譜面を音にするだけではなくて、

  • それぞれの音がどんな情景を表しているか
  • 情景をよりよく伝えるためにはどう演奏したらよいか

などを考えながらさらっておくと、曲の完成度が変わってきます。

自分が苦手なところ

最後は、「当たり前」と思う人もいるかもしれませんが…

自分の苦手なところを重点的に練習しましょう。

 

できているところは楽しいので、たくさん演奏したくなりますよね。

逆に、何度かさらってみたけどうまくいかないところは手をつける気がなくなったり…。

気持ちはわかりますが、毎回の練習の中で必ず、うまくいかない・苦手な部分を重点的に練習する時間をとりましょう。

 

時間を区切って練習するとよいと思います。

たとえば、苦手なところを10分さらったら、10分は好きなところを演奏するとか。

できていないところばかりをやっても気が滅入ってしまうので、メリハリをつけて練習しましょう。

通し練習は練習の初期と本番直前に

このように、個人練習では曲の中の一部を取り出して重点的に練習します。

 

逆に、通し練習は練習の初期と本番直前くらいでいいかと思います。

初期は、曲の全体像をつかんで、重点的に練習する部分を把握するためです。

本番直前は、本番を想定して、イメージトレーニングをしたり体力配分を考えたりするためです。

おわりに

楽器を練習するようになって日が浅いと、全体を漠然と練習しがちです。

 

重点的に練習するポイントを見極めて、効率的に練習できるようになるといいですね!