譜読みでリズムを正しく読むのが苦手なあなたへ

譜読みをしているとき、リズムがわからない。

 

読んで理解するのにも時間がかかるし、実際に合奏になるとほとんど吹けない。

 

どうしたらいいんだろう…。

楽器の経験がほとんどない状態で吹奏楽部に入ると、曲の譜面を読むのも一苦労だと思います。

 

今回は、特にリズムに着目して、正しく譜読みができるようになるためのポイントを紹介します。

楽譜のリズムを手拍子と声のみでさらう

楽譜をはじめて受け取ったとき。

まずは、拍子を手で叩きながら、楽譜のリズムだけ「タタタ…」と声に出してみましょう

音の高さや音量は無視してかまいません。

 

必ず手で拍子(4分の◯拍子なら四分音符、8分の◯拍子なら八分音符)をカウントしながら口ずさみます。

音楽は常に拍子とともに進むからです。

 

リズムがわからないままだと、そこで拍を見失ったり、どう演奏していいかわからなくなったりして、演奏が止まってしまう原因になりやすいです(「オチる」といいます)。

ですので、まずはリズムを重点的に確認してから、音の高さや音楽記号を確認します。

 

もちろん、音源があればこの段階から聴いておき、曲についてのイメージを膨らませるのも大切です。

先輩や先生に正しいリズムを聞いてみる

自分で譜読みしていてリズムがわからなければ、先輩や先生に聞いてみましょう

 

自分で何の努力もせず、「全部教えて」というのは考えものです。

しかし、自分で考えたり曲を聴いたりして、どうしてもわからない部分があれば、聞いてしまうのが一番効率的だと思います。

 

後でも書きますが、「この楽譜はこういうリズムなんだな」というパターンが蓄積されてくれば、自然と楽譜が読めるようになります

そのパターンをたくさん習得するために、まずは経験豊富な人に聞いてしまいましょう。

自分のパートのリズムを歌ってもらい、録音する

リズムが特に苦手だと感じる場合には、自分のパートのリズムを得意な人に歌ってもらい、それを録音する方法もありです。

録音を聴き、楽譜を見ながら一緒に練習します。

これも、「この楽譜はこういうリズムなんだな」という経験をたくさんしてもらうことが目的です。

 

私は、リズムが特に苦手な生徒を教えるときにはこの方法を採用しています。

録音を渡して一週間くらいすると、リズムはおおむね完璧になっていますし、他の曲の譜読みのスピードも上がりやすいです。

 

ただし、楽譜を見ずに録音を聴いて、リズムを耳で覚えてしまうことがないように注意しましょう。

一曲だけができるようになることではなく、いろいろな曲の譜読みに応用できることが目的だからです。

必ず楽譜を見て、それと対応させながら録音を聴きます。

ある程度の曲数をこなすことで掴めてくる

多くの人は、たくさんの曲を経験するうちに自然とリズムが読めるようになってきます。

 

日本語を特別に勉強しなくても、日常生活の中で会話や読み書きに触れる中で、自然と覚えてしまいましたよね。

英語も、留学したり大量の本や文章を読んだりしていく中で自然と使えるようになった方が多いでしょう。

逆に、文法や単語を覚えるだけでは、言語はなかなか使えるようになりません。

 

リズムも同じで、「この音符の長さはこれで…タイがついていて…」と細かく考えるのではなくたくさんの曲に触れていくなかで、自然と読めるようになるのだと思います。

ですから、今は不得意な人も焦らずに、たくさんの音楽や楽譜に触れていきましょう。

語呂合わせもとっかかりとしてはアリ

十六分音符を含むリズムについて、とても覚えやすい語呂合わせがツイッター上で拡散されています。

楽器を始めて間もないうちは、このような語呂合わせを活用したり、自分でリズムに歌詞をつけたりと、覚えやすいように工夫するのもとてもよいと思います。

なお、掲載されているのはこちらの本です。

 

ただし、こうした方法はあくまで補助的なものです。

とっかかりとしてはとても有効ですが、最終的には楽譜を見てパッとリズムが読めるように、練習も積み重ねていきましょう。

おわりに

譜読みでリズムを正しく捉えるための5つの方法を紹介しました。

 

リズムは本来、簡単なものから段階を追って習得していくのが望ましいです。

しかし、吹奏楽では次から次へと練習すべき曲が与えられ、一曲になかなか時間がかけられません。

だからこそ、ここで紹介した方法をもとに、曲でリズムを練習するくらいの心持ちで、たくさんの曲に触れてほしいと思います。